S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
人間が好きになる名言


presented by 地球の名言

<< 門でバイバイ続編 | main | ケーキの日! >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -
「秘本 三国志」
私は、中国の古代の歴史物が好きなんですが、三国志はあんまり好きではありませんでした。
と、いった事を書いていましたら・・・オススメされたんです。この本を。

陳舜臣著「秘本 三国志」です。

オススメしてくださったのは、BONBONママさんです。Thanks!

読んでみると・・・
まず、五斗米道の教祖の母、少容という女性が登場します。
そして、少容が育てた、陳潜という男性。
少容に頼まれて、浮屠(ふと・仏教の事)の寺、白馬寺へ行くのです。

三国志と言えば、黄巾の乱。黄巾の乱といえば、太平道。
何故五斗米道なのか?
黄巾の乱をおこした太平道は、のちに鎮圧されてしまうので、五斗米道の人を配しているのではないのでしょうか。
物語を語らせるには、うってつけだったのでしょう。

このふたり(少容・陳潜)が、情報を手に入れようと、中国中を渡り歩き、権力者のもとでの事を克明に見てきます。

私は、何故三国志が嫌いだったのか?
それは、劉備があまりにも聖人君子に描かれていて、曹操が悪役になっていたからです。
それは、「三国志演義」という、別の読み物から来ています。
が、「三国志」というと、この「演義」が大本ですね。
この小説では、「三国志演義」に描かれた、余計な部分をかなり削って「正史」の方に比重を置いて描かれています。
そして、章の最後に、『作者曰く・・・』と、自分の考えを書いています。

さらに、蜀漢(劉家)ばかりではなく、魏(曹家)、呉(孫家)側の方も、えこひいきなく描かれていると思います。

三国志自体の話は、後漢が天下を保てなくなり、黄巾の乱で天下が乱れて、各地に英雄が並び立ちます。
その中で、生き残った3人、曹操・劉備・孫権があい争うのです。
時には同盟して、時には裏切って。
でも、3人の英雄は、国を興します。魏・蜀漢・呉です。
そのうち、曹操と劉備が亡くなり・・・。
最後は、蜀漢の宰相、諸葛孔明が、五丈原で亡くなって終わりです。
ざっとあらすじを言えばこんな感じです。


最後の方で、私が、「おお!」と、思った事。
それは、倭(日本)からの漂泊者が出てくるところです。
三国志というと、あの、有名な文献があるんですね。
それは、邪馬台国が書かれた、あの文献です。
『魏志倭人伝』と、言えば、ああ、と思う方は、かなり日本の古代史に興味がある方でしょう。
あれは、「三国志(正史)」の一部です。
「三国志」の中に、「魏志」があり、更にその中に、「烏丸鮮卑東夷伝(うがんせんぴとういでん)」の中に、「倭人伝」があるのです。

私が「おお!」と思ったのは、おなじ「三国志」の中の「呉志呉主伝」に、
将軍衛温、諸葛直を遣わし、甲士万民をもって海に浮かぶ夷州及び亶州を求めしむ。

とあるくだり。
夷州及び亶州というのは、どうやら倭国のことらしいです。(他に琉球・台湾説もあります)
作者も、「こちらのほうは、あまり論争がないのでさびしい気がする」と、書いてあります。
私も何だかさびしいです。
と、言っても、文献とか読めないしなぁ・・・。難しすぎて。

でも、全体を通じて、楽しい読書ができました。^^

紹介してくださったBONBONママさん、面白い本を紹介してくださって、ありがとうございました。m(__)m
本の事 | comments(5) | trackbacks(1)
スポンサーサイト
- | - | -
コメント
今回の三国志はお気に入りだったようですね。
BONBONママさんの紹介の本だったとか・・・
実は私も三国志あまり好きでは無いんですよ。
かんがさんもブログに書いてましたよね。なぜ嫌いだったのかと。>それは、劉備があまりにも聖人君子に描かれていて、曹操が悪役になっていたからです。

実は私も同じなんです。
でも今回の三国志は正史のほうに比重を置いてあるとか。
私も機会があったら読んでみますね。
| KOTA | 2007/03/17 11:05 PM |
>私は、何故三国志が嫌いだったのか?
>それは、劉備があまりにも聖人君子に描かれていて、曹操が悪役になっていたからです

その点については、私も同感です。
(劉備の聖人君子っぷりを、すっ飛ばして読んだ方が楽しめると思ってしまうほどに ^^;;)

貧しい出自(中山靖王の末裔と自称しているけど、怪しい ^^;)から立身出世して、蜀の皇帝にまで登りつめた事といい、晩年に、養子にした劉封を殺してしまったり、周囲の反対を押し切って、呉に無謀な出兵をしてみたり・・・
ふと秀吉と似たような人物だったのかな? と思ってしまうのは、私だけでしょうか?(汗
| あまのじゃく | 2007/03/17 11:48 PM |
>KOTAさん
それでも、今回の本は読むのに時間がかかりましたね。
あまりにも、たくさんの登場人物が出てきて・・・。把握するのが大変でした。
やっぱり、KOTAさんと私の読書傾向は似ているのかも?(嬉)
機会があったら是非読んでみてください。

>あまのじゃくさん
みんな、考える事は同じなのでしょうか?
>(劉備の聖人君子っぷりを、すっ飛ばして読んだ方が楽しめると思ってしまうほどに ^^;;)
全く、同感です。
この「秘本 三国志」では、ヤクザの親分風に描かれていたような・・・。こっちのほうが、納得できますね。
>晩年に、養子にした劉封を殺してしまったり、周囲の反対を押し切って、呉に無謀な出兵をしてみたり・・・
ふと秀吉と似たような人物だったのかな? と思ってしまうのは、私だけでしょうか?(汗
いや!私もそう思いました。(^^;ゞ
秀吉は、若い時は、苦労していて、結構好きなのですが、晩年はいただけませんね。
まぁ、始皇帝しかり、天智天皇しかり、天武天皇しかり、でもありますが・・・。
| かんが | 2007/03/18 6:19 PM |
たしかに、劉備はうさんくさいですよね(笑)
乞食同然のところから、王にまで成り上がる。
ただの「いいひと」には絶対にできない芸当です。
ヤクザの親分の方が現実に近いような気がしますよ。

『蒼天航路』っていうマンガでは、
劉備は人たらしでズルい男として描かれてます。
長編ですが、興味があったら読んでみてください。


| yoshi | 2007/03/25 9:44 PM |
>yoshiさん
うんうん。確かにうさんくさいですね。
『蒼天航路』どなたの作かしら?
アマゾンで検索してみようっと。
マンガなら、漫画喫茶に行かないと・・・(あるのかしら?)
| かんが | 2007/03/26 5:35 PM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kanga.jugem.cc/trackback/350
トラックバック
陰謀史観?の三国志:秘本三国志
秘本三国志〈上〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 秘本三国志〈下〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 「レッドクリフ」で脚光を浴びた三国志。 本書は日本人の多くが「三国志」
| 本読みの記録 | 2009/01/04 9:15 AM |