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「北条政子」
永井路子歴史小説の九巻です。
八巻から続いてます(同じ鎌倉時代)が、今度は北条政子という、女性の生涯を描いています。

北条政子・・・源頼朝の妻で、のちに尼御台となる人です。
権力を一手に持った人という認識をする人もいるかもしれません。
ですが、本当の政子はちょっと違うんです。

政子は、とても情深い人です。
夫、頼朝にもそうです。
やきもちを焼いた挙句、相手の女性(亀の前)宅への殴りこみ事件(そういう事件がありました)。
これだって、頼朝が大好きで大好きでたまらないからした事です。

子どもにもそうです。
2代将軍となった頼家にだって。
産み落とすと、すぐに乳母がついて、自分で育てられなかったのです。
当時、やんごとない身分の人はみんなそうしているのですが、そうすると、自分の子どもであって、そうではない子どもになるのです。
ついには、可愛い我が子を殺めてしまうことになるのです。(この辺、いろいろ事情がありますが)

そして、その頼家の遺児(公暁)を、可愛がり、その果てに待っていたものは・・・。
次男の、実朝を殺され、そして、首謀者の公暁まで・・・。
満身創痍の政子。
ここで、物語は終わってしまいます。

政子が何をしたのでしょう?
ただ、人を愛しただけです。
それなのに、歴史のうねりに巻き込まれてしまうのです。
あの時代にさえ生まれなければ・・・。
頼朝が一生流人で終わっていれば・・・。
こんな悲劇は起こらなかったのに。


皮肉にも、それから政子は尼御台となり、鎌倉幕府(いいえ、北条氏)のなくてはならないお人形になるのです。
それは、この物語ではあらわれない話。
本の事 | comments(6) | trackbacks(1)
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コメント
こんにちは。永井さんは北条政子に対してとても好意的ですね〜。
私も政子は大好きな女性の1人です。何たって「尼将軍」ですからね〜^^でも、彼女は何事につけても情が強すぎたのかもしれませんね。晩年の頼家、実朝、公暁の件は読んでも哀れになってきます。
| unipo22 | 2006/10/23 4:51 PM |
>うにぽさん
永井路子の描く歴史上の女性は、今までの定説にとらわれない、女性から見た視点というのを感じます。
これからの巻は、室町(日野富子)、戦国(お初とその娘達・おねね)と、女性からみた歴史ですので、楽しみにしているんですよ。^^

政子の晩年、特に頼家・実朝・公暁の件、本当に憐れです。
あれも、実を言えば、権力争いに巻き込まれたんですよね。
| かんが | 2006/10/23 5:56 PM |
良く歴史の番組で悪女シリーズには必ず登場する北条政子ですがちょっと見方を変えると違った一面が見えますよね。
情が深くて自分に正直だけだったのかも・・
久しぶりにかんがさんの歴史のブログを読んで大いに楽しみました。
私も読書の世界に戻ります。(笑)
でも読む本が無い。
何か探さないと・・・
昨夜は野球に燃えました。
とうとう日ハム日本一です。
中日応援のかんがさんすみません。m(__)m
| KOTA | 2006/10/27 9:07 AM |
>KOTAさん
いろいろ書きたいことがありすぎて、それを全部書くと、ごちゃごちゃするので、シンプルにを心がけて書くと・・・。
何を書いているかわからなくなります。( ̄□ ̄;)!!

KOTAさんの読む本、何がいいでしょうかね?`s(-'-;) え-とぉ...

日本シリーズ、中日の粘りがなくて、札幌で決まっちゃって、残念。
名古屋ドームまで、頑張って欲しかったです。
が!新庄の花道を飾っただけなのかも?
| かんが | 2006/10/27 7:12 PM |
はじめまして。TBさせていただきました。
「北条政子」は文春文庫で読みました。恥ずかしながら「炎環」はいまだに読んでいません。
「氷輪」「雲と風と」は好きな作品です。
それにしても永井路子作品は奥が深いですね。
これからも、どうぞよろしく。
| 和み風 | 2006/12/17 8:36 PM |
>和み風さん
はじめまして。最近更新が滞りがちですが、細々とやっております。
和み風さんは、鎌倉時代がお好きなんですか?(ブログの感じで・・・)
永井路子作品は、私の歴史小説好きの原点とも言えます。
こちらこそ、どうぞよろしく。
トラバ、承認しておきますね。^^
| かんが | 2006/12/19 6:41 PM |
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永井路子『北条政子』
ある所でご本人をお見かけしたことがありますけれども、とても謙虚な方でした、永井路
| 鎌倉、和み風 | 2006/12/17 11:56 AM |